髪の毛がまっすぐにならない「くせ毛」の原因は、じつは遺伝だけではありません。
くせ毛になってしまう原因と対策方法を知って、できるところからケアしてみましょう。
1.遺伝が原因の場合
くせ毛は遺伝するので、親のどちらかもしくは両方がくせ毛である場合、子どももくせ毛になる可能性が高いと言えます。
遺伝がくせ毛にどのように影響しているのか知ることでケアできる部分を見つけていきましょう。
毛穴・毛根の形でくせ毛に
遺伝によってなぜくせ毛になるのかというと、1つには毛穴や毛根の形が遺伝するから。つまり、毛根はよくコマーシャルなどのイメージ図で見るようなまっすぐとした形とは限らないのです。
人によって毛穴や毛根の形は違うため、ゆがんでいると髪の毛もゆがんで生えてきます。毛根や毛穴のゆがみ具合によって、髪のうねりの程度にも違いが出てきます。
コルテックスのバランス
遺伝が関係してくるもう一つのくせ毛の要素は、コルテックスとよばれる髪を構成する部分のバランス。
髪の毛は内部から順番にメジュラ・コルテックス・キューティクルという3つの層で構成されていて、コルテックスは真ん中の層です。髪の毛の大部分を構成しています。このコルテックスには2つの種類があり、一方は水分を吸収しやすいという特性。もう一方の種類は水分を吸収しにくい、という特性をもっています。
この2つのコルテックスが均等でない髪の毛は、濡れたときや湿気が多い日になると、水分を不均等に含むためにくせ毛になってしまうのです。
2.毛穴の詰まりが原因の場合
毛穴が詰まっていると、髪が生えてくるときにゆがんだ形で生えてきてくせ毛の原因に。シャンプーやトリートメント、ヘアスタイリング剤、皮脂や汚れによって毛穴が詰まることがあります。
対策:洗髪で毛穴をきれいに
一日の終わりには、頭皮の毛穴に詰まったヘアスタイリング剤や皮脂などをシャンプーで落としてあげましょう。ただし、朝シャン・夜シャンと、過剰なシャンプーは禁物。
しっかり洗髪して毛穴の汚れを落とすことは大切ですが、シャンプーの洗浄力が強すぎたり、頻繁なシャンプーは逆効果になってしまう場合も。
洗浄力の強いシャンプーまたは洗髪のやり過ぎは、皮脂の分泌をかえって促してしまうため、自分に合ったシャンプーとその使用頻度には気をつける必要があります。
3.栄養不足が原因の場合
髪に栄養が足りていないと、デコボコとした髪の毛になってしまいくせ毛の原因に。髪の栄養不足は、無理なダイエットや食生活の偏りによって起こります。
対策:バランスのとれた食生活で健康な髪を育む
食生活や体調は、髪の健康にも影響してきます。過剰なダイエットは、髪に栄養を送るのをストップさせることに。
体によい食べ物をしっかり摂取することは、髪にも身体の健康にも大切です。髪のもととなるたんぱく質を含め、健康な髪には亜鉛やビタミンも欠かせません。
それとは反対に、油っこい食事が多いと髪に必要な栄養が不足するだけでなく、皮脂の過剰な分泌による毛穴詰まりを引き起こしてしまいます。バランスのよい食事を取るよう心がけることで、健康な髪を育みましょう。
くせ毛に悩んでいる方におすすめのシャンプー
遺伝が原因のくせ毛は防ぎようがないかもしれませんが、毛穴を清潔に保つことや食生活に気をつけることで、スタイリングも楽にできるようになります。
関西テレビハッズオリジナル商品の「Hzストレートリペアシャンプー&トリートメント」はくせ毛に悩む方のために開発されました。デコボコとした髪を補修して、まっすぐな美しい美髪に導きます。ぜひお試しください。