雨の多い梅雨はむくみも多い季節。東洋医学では気候の「湿」の邪気が要因だと考えられています。さらに自分でつくるむくみの原因もあります。むくみをよく観察して適切な対策をしましょう。
梅雨にむくみが起こりやすいのはなぜ?
むくみは体内のリンパ液など水分が多すぎて代謝が追いつかない状態です。原因はどこにあるのでしょうか。
水分の摂りすぎ
しかし、摂りすぎると体の中に水があふれ、むくみの原因に。ひどくなると全身がむくんだり、頭が重くなったりします。
冷房による冷え
体が冷えると体内の水分が停滞しやすくなり、下半身や内くるぶしがむくみやすくなります。腰や膝がだるいというのも冷えによるむくみの特徴。梅雨になると除湿や冷房での冷えによってむくみが起こります。
胃腸の不調
東洋医学では湿の邪気は胃腸の働きを弱めるとされています。胃腸の働きが弱まると体内の水分の代謝がスムーズに行われず、停滞を起こし、その結果下半身にむくみが起こってしまうのです。
梅雨のむくみの対処法はこの5つ
『体内の余分な水を速やかに排出する』というのがむくみ対策のポイントです。
1.水分を摂りすぎない
水分の摂り方に気を配りましょう。冷たい飲み物は冷えによるむくみも招いてしまいます。熱いものや常温のものを少しずつ飲むのがよいでしょう。
体内の余分な水分排出を助ける、はと麦やトウモロコシのお茶を飲むのもよいでしょう。
2.冷たいものを摂りすぎない
梅雨から夏にかけての暑くなる時期は冷たいものが気持ちのよいごちそう。しかし、摂りすぎは胃腸を弱めて体を冷やしてしまいます。冷たいものを食べすぎたときは、消化のよいもので胃腸をいたわりましょう。
3.体をよく動かす
雨が多い梅雨の時期は、なかなか外へ出なかったり、車の移動が増えたりと運動量が減ってしまいます。
しかし、体の水分は筋肉が動くことで循環するので、意識的に軽い屈伸運動やストレッチを行い、体内の水分代謝をよくしましょう。運動をした後の水分補給も一気に行わないように気をつけます。
4.マッサージを行う
体内の水分の多くを占めるリンパ液には心臓のようなポンプがありません。そのため、どうしても下半身に溜まりやすくなり、むくみが生じてしまいます。
足首の方向から太股へ向かってのマッサージをすることによって、筋肉を動かし、むくみの軽減へつなげます。
5.体を温める
お風呂にゆっくりつかり体を温めて汗を出したり、体の温まる食材を食べたりするのもむくみの予防につながります。
特に体が冷えてむくむタイプは、冷房のもとでは首もと、手首、足首が冷えないよう気をつけてください。
梅雨のむくみを予防して、夏も元気に過ごしましょう
むくみがあると体がだるくなるだけでなく胃腸の働きが弱まります。梅雨のむくみを軽く見ていると、食欲不振などが起こり夏バテへと繋がります。湿度の高い梅雨から十分なむくみ対策をしましょう。
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